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タバコが誘発する女性の病気

増加する女性のスモーカー

お昼にレストランで食事をしていると、近くの席からタバコの煙が漂ってくることがあります。食事の味が変わってしまいますし、受動喫煙の害も心配です。タバコを吸っている人を見てみると、若い女性であることが多いのです。
最近、女性、特に20代の女性に、喫煙者が増えているようです。厚生労働省によると、女性全体の喫煙率は13.4%であるのに対し、30代では19.8%、20代女性の喫煙率は23.8%、と高くなっています。
喫煙者に吸う理由を質問すると、「太らないため」「便秘をしないため」「気持ちを落ち着かせて集中力をUPさせるため」などと答えます。しかし、これらの効果の有効性には疑問がある上、ずっと多くの害をもたらします。

喫煙が原因となる病気

喫煙で肺ガンが増えることは、よく知られていますが、他にも心筋梗塞、不整脈、慢性閉塞性肺疾患など多くの病気を誘発します。
女性の場合は、子宮頸ガン、子宮頚部異形成の増加が報告されています。月経不順や不妊も増え、閉経年齢も1~2年早まり、閉経後の骨粗しょう症による骨折も多くなります。40歳以上の閉経前の乳ガンは、喫煙女性に多くなっています(ただし、閉経後になると、喫煙者と非喫煙者の差はなくなりますが)。
また、肌荒れ、アトピーの増加もあります。妊娠中の喫煙にも、体への深刻な影響があります。子宮外妊娠、染色体異常を伴わない流産、前置胎盤、破水が増える他、出産した子どもに低出生体重児、乳児死亡の増加や3歳までの病気になりやすくなることも報告されています。また、喫煙者ではエイズの母子感染が増えるともいわれています。

喫煙中は一酸化炭素中毒の状態

タバコを吸うと、体の隅々に酸素を渡す能率が悪くなり、酸素不足になります。これは、血球の持つヘモグロビンに一酸化炭素が強固に結合し、呼吸によって取り込まれた酸素が結合できなくなり、一酸化炭素中毒になるからです。集中力がなくなるという実験結果もあります。こういった話をして禁煙を勧めますが、すべての人が辞められる訳ではありません。体に悪いのに、なぜ辞められないのでしょう?
それはニコチンが嗜癖(しへき)を起こし、タバコなしではいられなくするからです。特に10代で吸い始めると嗜癖にかかりやすく、20代以後に吸い始めた人より辞めるのが難しくなります。その他、タバコの煙にはタールなど、毒性のある化学物質がたくさん含まれています。かっこいい女性が優雅にタバコをくゆらす広告に惑わされて、あなたの若さと健康を台無しにしないようにしてください。

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